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【#02_映画】 『真珠の耳飾りの少女』 ~ 魅惑的な絵画の誕生秘話 ~

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

2019年1月現在、東京・上野の森美術館で絶賛開催中のフェルメール展』、
日本に一度に来日した作品数としては、今回が史上最多の9作品だとのことで、大きな注目を集めていますね。
東京では2/3(日)まで。そのあとは大阪市立美術館にて2/16(土)から5/12(日)まで。
関東在住の方は、「そういえばまだ行ってないわ」って方も「もう3回見たけどおらもっかい行くど」って方も、もうそろそろ駆け込み鑑賞の時期に差し掛かっているのでは。

そんな昨今なので、画家フェルメール、そして彼が生み出した代表作真珠の耳飾りの少女を題材にした映画を今回は紹介していきます。
10年以上も前に初見した映画ですが、この作品は静かに寄り添うように、心の中にずーっと残っています。忘れたころにぽっと小さな火が灯るように思い出し、もう一度、何度でも見たくなる、美しく魅力的な作品です。

 

 

1. "SUZUlog" 映画レビューの目的

はじめに当ブログの映画紹介は、

「展開についてゆけずなあなあになる、もしくは、頑張って見てても大した感想がもてない」
「いつも、観に行こうかどうしようか迷ってるうちに公開終了している
「あんなに観たかった作品なのに、結局レンタルや配信サイトにアップされるころには興味が失せてしまう」
「そもそも、映画ってどう観るべきなの?」

といった方に向け、少しでも「気づき」を与えて鑑賞の助けなったり、鑑賞までのひと押しになるきっかけのひとつを作りたくて始めました。

だいぶ偉そうに言ってますが、私こそが上記に挙げたような人間なので、

「通にはなりきれないし、なれるほどの情熱はないけど、
映画を観るのは大好きなんです!

って人の気持ちはわかりまくりです。

「せっかく1日のうちの2時間を費やすなら、ちょっとでも映画を面白く観たい」

って思っている人たちに向けて映画レビューを始めました。

デザイナーとしての着眼点も交えつつ、挿画をはさみながら出来るだけわかりやすくゆるりと、ちょっとだけ話のネタになりそうな記事を提供していきます。

 

2. 作品のあらすじや概要

[あらすじ]
かの有名な絵画『真珠の耳飾りの少女青いターバンの少女)』から着想を得た、フィクション伝記作品。
1665年、オランダのデルフト。
事故で失明した父の代わりに、画家フェルメール家へ使用人として働きに出る。
グリートの何気ない所作や返答から、彼女の芸術的センスに気づいたフェルメールは、いつの日からかアシスタントとしてアトリエに招き入れるようになり、やがて彼女を絵のモデルとして起用するように。
一方、その様子を見た妻のカタリーナは、夫の身も心も、その若く美しい少女に奪われてしまうことを恐れ、嫉妬に喘ぎ苦しむ。とはいえ、生まれた芸術の爆発を止めることもできず、夫人が持つ真珠のピアスをつけたグリートの絵が描きあげられる。

原題 Girl with a Pearl Earring
製作国 イギリス、ルクセンブルク
制作年 2003年
上演時間 100分
監督 ピーター・ウェーバー
登場人物(キャスト) ・グリート(スカーレット・ヨハンソン
 └フェルメール家の使用人として雇われる。のちの絵のモデル
ヨハネス・フェルメールコリン・ファース
 └風俗画家
・ファン・ライフェン(トム・ウィルキンソン
 └フェルメールパトロン
・ピーター(キリアン・マーフィ
 └肉屋の息子。グリートと恋仲に
・カタリーナ(エシー・デイヴィス
 └フェルメール夫人。嫉妬深い性格
・アーリア(ジュディ・パーフィット
 └カタリーナの母。フェルメールの義母
・タンネケ(ジョアンナ・スカンラン
 └フェルメール家の古くからの使用人

この無垢で素朴な少女・グリート役を演じるは、今でこそセクシーなクールビューティー女優へと名を馳せたスカーレット・ヨハンソン、当時なんと19歳です。現在の印象が強い、もしくは今のイメージしかないという方にこそ、彼女の若い演技をぜひ拝んでほしい。
また私は、フェルメール役のコリン・ファースが大好きでたまらないのですが、この作品における彼の渋さや、秘めたる情熱や危うさに魅了されてしまったのがきっかけとなったのは言うまでもありません。
そんな主演の2人と、彼らを取り巻く癖の強い周りの演者にも乞うご期待。

ちなみに、実在した画家フェルメールを題材にはしていますが、あくまでもフィクション映画とのこと。
真珠の耳飾りの少女』のモデルは、彼の娘とされる説や、彼の頭の中にある想像上の女性を描いたとされる説、雇っていた使用人であったという説、諸説あるようですが、本当のところは謎のままだそうですね。
ですが、「この絵画の生まれたきっかけが、このストーリーのようであって欲しい」と願わずにはいられないほど、美しくも切ない物語です。

 

3. 映画をもっと楽しく観るために。世界史のお勉強タイム

本題に入る前に少し、世界史の授業をしましょう。
映画をより楽しく鑑賞するにはほんの少しでも時代背景を取り入れておくと、さらに鑑賞に深みが増すはず。
(「オレ世界史超詳しいし」って方は、次の項目へどうぞ。また、「ここ違うよ」って部分がありましたらご指摘ください)

本作の舞台は17世紀(1665)オランダのデルフト。

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

フェルメールは、生まれてから結婚、そして亡くなるまでの生涯をほとんどこのデルフトの街で過ごしていたようです。

16世紀から17世紀にかけてのヨーロッパは大航海時代真っ盛り。新大陸を次々と発見し、それに伴いさまざまな "新しい" 物資の発見も相次ぐような時代でした。
ことにオランダは、スペインから独立した直後でもあり、世界各地に植民地を得ることに成功し、貿易から商業、学問や芸術に至るまで大きな繁栄期を迎えます。貴族はもちろんのこと、一般市民であっても、「明日食うものもない...」なんてほどではありませんでした。
ただ、本作の設定時期である1665年に、オランダの世界進出力を恐れたイギリスから宣戦布告をされており、英蘭戦争がたびたび勃発してもいるころなんですよね。時折、作中でもその戦争の影響下からか、不穏な場面があったりなかったりします。

また、宗教もヨーロッパにおいては切っても切り離せない分野です。
この時期のオランダはプロテスタントが主流でした。
よくわからんという方のために(私も宗教全般めちゃくちゃ疎いです)簡単に書いておくと、

 プロテスタントとは、カトリックから分派したキリスト教の一派で、基本的には個人の信仰に重きをおき、形式にとらわれない比較的自由度の高い宗派

ですね。
また、プロテスタント偶像崇拝なるものを行わない宗派なので、先に書いたように、オランダではプロテスタント派が優勢だったこともあり、宗教画を求められることも少なくなってきたころでした。
なので、フェルメールの作品の多くは(というかほとんどは)、人の日常を描くいわゆる風俗画だったことも合致します。画家デビューは物語画からだったようですが、早々に風俗画家へ転向したみたいですね。
ちなみに、グリートのおうちはプロテスタント、職場であるフェルメール家はカトリックのようです。映画の前半部分でプロテスタントたちが教会へ集っているシーンがありますが、女性はみんな頭巾をかぶっています。おそらく、外で(男性の前で?)髪を見せてはいけない、という教えがあるのでしょう。

と、こういった時代の中、フェルメールは画家として生きていました。
国自体が栄えることによってパトロンも作りやすく、そうなると理想の画材も手に入れやすく、さらに人々も芸術に関心を向ける余裕も生まれやすく、芸術界隈においてもまさに黄金時代です。
とはいえ、「絵で食っていく、家族を養っていく」というのは簡単なことではありません。本作でもやはり、そういった描写もありました。(奥様の宝石を売りながら食いつなぐ、など) 絵画の黄金時代ということは、その分画家の分母も多い。画家として生きていくには、売れる絵を描く、そして富裕層に注文される絵を描く、といった画家ならではの苦悩やジレンマも、作中で触れられておりましたので後ほど追っていきましょう。

 

4. ここが注目のポイント! 抑えたいストーリーの軸

実在する、あまりにも有名すぎる絵画『真珠の耳飾りの少女』の誕生秘話を、こっそりとカーテンの隙間からのぞき見する気分でご鑑賞ください。

真珠の耳飾りの少女、とても魅惑的な絵ですよね。

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

真珠の耳飾りの少女』© Mauritshuis All Rights Reserved.

フェルメールの他の作品は人物はもちろん、背景が必ず描かれています。しかし、この作品に関してだけは、真っ黒な背景の中にひとり美しい少女が佇む構図。絵としての存在感は異色のものであり、また、並々ならぬ画家の想いが感じとれます。

あの絵のモデルは一体誰?
なぜそんなにもあどけなくも潤わしい目線をこちらに送っているの?
なぜあの絵は何百年もの時を超えた今でさえ、どうしてこうも私たちを魅了してやまないの?
...などといった、探求する姿勢でもって、じっくりとそのストーリーを堪能されてください。
*フィクションですけどね!でも夢を持って鑑賞することが大事です。

ではお待たせいたしました、以下に本作の真髄にもっと近づける注目ポイントを3つ、あげていきます。

 

#1 グリートの芸術や創作に対する審美眼

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

 物語の冒頭にて、色とりどりの野菜を、丁寧に美しく皿に並べる

 アトリエを掃除する際、窓を拭くことで光が変わってしまうことを夫人に指摘し、ためらう

 下絵で濃い色をべたりと塗る手法に興味を持つ

 雲の色を問われて、「雲にはいろんな色が混じってる」と返す

 絵の手前に映り込む椅子を「窮屈そうだった」と陰影を考慮して外す

たびたび、絵に関心を向ける(アトリエで彼の絵を見つめる)グリートを目にしているうちに、フェルメールは彼女の芸術的センスに気づいたのでしょう。
そんなグリートをいつの日からかアトリエに招き入れ、アトリエの清掃や顔料作り等アシスタントのように仕えさせるようになっていきます。

 

#2 芸術を通して秘めた愛情を育てた、グリートとフェルメールの表情の変化と心の動き、そのセッション

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

男女としての愛情だけじゃない、芸術を「わかっている」者同士にしか理解しあえない関係性が短い時間の中でしっかりと構築されています。でも、確実に深い見えない部分では男女であるが故に生まれる、感情の所在に対する葛藤が見え隠れしているんですね。互いの立場や元々持っている性格もあってか一線は決して超えられない。だから、フェルメールは妻に、グリートは肉屋の息子ピーター君に、言い方は悪いですがその葛藤の処理を済ませるような描写もあります。
しかし、フェルメールとグリート。直接的なシーンも言葉もないのに、この2人の醸し出す空気感、お互いを見つめ合う視線がとても官能的です。アトリエに2人でいるどのシーンも、カーテンの向こう側をそっと覗いて、少しいけないものを見ているかのような感覚に陥ってしまう。
特にフェルメールの方は、グリートを心から大事にしているのがこちらが恥ずかしくなるくらいに見て取れます。グリートが少しピンチになるシーンがいくつかあるんですが...、彼女を想うが故にとっさに出てしまう行動の数々に私の心はやられてしまいました。そうそう...気持ちは言葉じゃなくて行動に出ちゃうんだよね〜...!って。

 

#3 芸術に疎い妻カタリーナの嫉妬心と、たびたび出てくる大奥様の絶妙なアシスト

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

上記2項目は、フェルメールやグリートの立場から見ると「がんばれ!いい作品をたくさん作ってくれ!」と願わずにはいられないものですが、彼の妻・カタリーナからしたら「おもしろくないわ」なんてかわいい言葉では片付けられないでしょう。
ただでさえ、自分よりも若く、教養はないかもしれないが聡明で、さらに自分にはない "芸術的審美眼"を持ち合わせてる美しい少女が突然やってきて、愛する夫の前に現れるだけでなく、大切なアクセサリーを使われようとし(最終的には無断で使われますのでもう大変です)、ずっとアトリエに2人きりだなんて、そりゃヒステリックにもなります。おまけに、夫の絵が思うように売れず悠々自邸な暮らしとはほど遠いですしね。なおさらです。
ただ、フェルメールも義実家に置いてもらっている身であり、パトロンを失うわけにもいかず、「絵を描くためならなんでもする!!口出するな!!」などと傍若無人には振る舞えないんですよね。彼の本来の性格もあるのでしょうけど。
そんなカタリーナを尻目に、商才もコミュ力も芸術的理解度もそれなりに持ち合わせているのが、大奥様のアーリアです。実の娘の情緒を気にしながらも、義息子の絵は売れてくれなきゃ困る。彼の作品へのモチベーションはこのグリートの存在あってこそだと早々に気づいております。ので、ちょいちょい、「いいね!」と言いたくなるアシストをしてくれてるんですよ。誰よりも彼の制作意欲を案じ、絵を売ろうと頑張っている、なかなか目を離せない人物です。

 

5. 随所に散りばめられた、フェルメールの痕跡

フェルメールの生きた証を尊重し敬うかのように、丁寧に作られた映画。
それは、映像の端々に映る小道具やセットにしかと表れておりました。

 

#1 作中にフェルメールの絵画がふんだんに使われている

彼の著名な作品が何点か映画の中に出てきます。
ただ画面に映されるだけではなく、使われている色の名前や調合方法、構図などの小ネタや裏話が添えられているので、実際に絵画鑑賞するのもより楽しくなりそうです(*なんども書きますが、フィクションなのでどこまで史実に忠実であるかはわかりかねます)
映画のストーリーにぐりぐりと絡んでくる絵は以下のものです。

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

『二人の紳士と女』© Herzog Anton Ulrich Museum All Rights Reserved.

 

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

真珠の首飾りの女』© Staatliche Museen zu Berlin All Rights Reserved.

 

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

『窓辺で水差しを持つ女』© The Metropolitan Museum of Art All Rights Reserved.

 

#2 フェルメール・ブルーの魅力

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

フェルメールといえば、深く鮮やかさも感じられる、目の覚めるようなブルーを好んで使われていることは有名です。群青色、ウルトラマリンブルーとも呼ばれます。
この青色の顔料の多くはラピス・ラズリという天然鉱石が原料。このラピス・ラズリという鉱物は、金よりも希少価値が高くとても高価なものだったそうで、なかなか手に入れるのも難しかったことでしょう。
映画内でも、フェルメールはこのブルーにこだわるシーンがいくつもありました。大切な群青色の絵の具の調合をグリートに任せているシーンは、なんかだかもうなんだか、、心が揺り動かされます。

 

#3 アトリエの再現性

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

真珠の耳飾りの少女』より © GAGA CORPORATION All Rights Reserved.

画面左手に大きな窓が連なり、奥の壁際に椅子やテーブル、モデルを配置する...
私たちがよく知るフェルメールの画角、構図など、本当にもうそのまんま。
暗い画面から、光が差し込み徐々にアトリエ内が露わになるシーン、初見のときは「わ...フェルメールの絵だ...!」と感動を覚えたものです。窓そのもののデザインの再現性もお見事。
私がアトリエ内部で特に気に入ってしまったのは、絵の具調合のテーブルでしょうか。フェルメールがグリートに色の説明をするシーンで、顔料の原材料やすりつぶす道具、絵の具を溶かすアマニ油などがテーブルに広がっています。絵の具を作る過程を見るたびに「この色があの絵画の一部になるのだな」とわくわくしながら観たものでした。
本当に細部までこだわってよく作られています。ぜひ、いろいろ発見してみてください。

 

#4 カメラ・オブスキュラ

映画『真珠の耳飾りの少女』〜魅惑的な絵画の誕生秘話〜

Camera Obscura box @wikimedia commons

フェルメール「光の魔術師」という異名があります。
その謂れは、彼はカメラ・オブスキュラというピンホール現象を取り入れて絵を描いていたのではという説から来ています。
フェルメールの作品はどれも、遠近感や光の入り方に狂いがほとんどなく、見えたものをそのまま忠実にキャンバスに描き落としたかのような作風。
その装置は、ピンホールレンズから通した映像が箱内の反対側の壁に倒置して映されるので、それをトレースしていたのでは、と言われているんですね。

ちなみにですが、光が反射するいわゆるハイライトと呼ばれる部分を白色または明るい付近の近似色で点描するポワンティエ技法を取り入れていたことも、彼が「光の魔術師」と呼ばれる理由のひとつです。直上の項目[カメラ・オブスキュラ]でとらえた映像に見られる独特な光の表れ方を表現したのだと、一説にはあります。
ポワンティエすることでどんないいことがあるのかというと、光の粒子ひと粒ひと粒をつかまえるように描くことで、そこにあたる光がより柔らかく優しく、立体的で自然な表現ができるとのこと。
女性用メイクで、アイシャドウやファンデーションなどには微小のパールラメが入っていることが多いですが、肌が綺麗に見えるだけでなく、立体的でメリハリのついたお顔になれますよね。その原理と考えるとわかりやすいのでは。

 

6. おわりに。

ハッと目を見張るような大きな展開もなく、直接的な言葉もシーンも出て来ず、ドラマティックなフィナーレも迎えない、どちらかというととても地味な映画かもしれません。決して「そういう類のおもしろさ」を期待して観る映画ではないです。
言えることは、彼が生きた時代から何百年も先の現代にいる私たちをこうも魅了し続ける、彼の画家人生のとある一部分を切り取っただけの映画です。
それをどう堪能するか、静かな時間の流れをどう感じるか、その物語の先をどう観るか、すべて鑑賞者に委ねられています。

私は、いわゆる『伝記映画』と振り分けられる映画がジャンルとして大好きなのですが、史実や著作に基づく、ひとりの人間の一生涯のある一部分もしくは半生にスポットライトを当て、その時代の空気感や政治的・社会的背景を突き詰めて創造された結晶を鑑賞するのって、とても贅沢だなぁって思えるんですよね。
こうやって気に入った映画のレビューを書くことで、その時代背景や世界的な歴史を調べたり、関連著書を見漁るのもめちゃくちゃ楽しかったです!
あさーくひろーい知識になりがちではありますが、映画ひとつ掘り下げることで少しでも新しい発見が芋づる式に得られるので、もっともっと伝記映画を観て、レビューしていきたいと思います。
そんな伝記映画の中でも、今回紹介した『真珠の耳飾りの少女』は(そもそもフィクションなので伝記映画と言えるかはあやしいけれど…)、1位2位を争うくらい大好きな作品です。

ちなみに今回開催中のフェルメール展ですが、真珠の耳飾りの少女』は来日していません。よく似た画題の『真珠の首飾りの女』が来日しております。
(東京だけかな?詳しくは公式をご覧ください)
関東近辺ご在住の方は、行かれるのであればお早めに!!!
関西近辺ご在住の方は、2月半ばから開催されますのでお楽しみに!!

それではまた次回まで。